マイペースに本を読んで思うこと・・・

読んだ本の感想を徒然と、てきとーに、書いてみます。

雪蟷螂(電撃文庫、紅玉いづき著)

 長きにわたり戦いを続けてきた2つの部族が和解のために政略結婚が実施されることに
 ミルデ族(婿側)の祭壇が賊に襲われ、先代の首が奪われ、逆上する婿ガルヤ
 犯人を捜すために嫁アルテシアはトーチカとともに、
 何でも知っているという魔女のところへ行く…
 昔からアルテシアの影武者として育てられたルイは人質として残り、
 ガルヤとのやり取りなどからアルテシア同様に真実にたどり着く
 そこには認めがたい事実に翻弄される苦悩する若者と、過去のある約束があった

 人喰い物語の最終譚であるこの物語は…今までで一番すーっと心に入ってきた
 雪蟷螂として、1部族の頭として職務を全うしようとするアルテシアの強さ
 アルテシアのためなら何でもする覚悟で身代わりになり、ガルヤの心を開いたルイ
 一族の長としてのケジメと母親に対する受け入れがたい状況に苦しむガルヤ
 そして、戦争がきっかけでやがて結ばれた2人
 自分が何をしたいのか、それは周囲を裏切ってやっていいものなのか?
 今回の話では、本当にハッピーエンドでいきましたが、
 人が本当に理解しあうっていうのは、どんな状況でも難しいが大切なのだろう

 正直、「ミミズクと夜の王」よりお薦めです!

雪蟷螂 (電撃文庫)雪蟷螂 (電撃文庫)
(2009/02)
紅玉 いづき

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

ラ-作者(カ行) | コメント:2 | トラックバック:1 |
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コメント

これほどに愛をよりシンプルな形で表現した作品はそうそうないと感じました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
2010-11-16 Tue 17:47 | URL | 藍色 [ 編集 ]
コメントありがとうございます。
紅玉いづきさんの'人喰い'シリーズは本当に圧巻ですよね。
冒頭から一気に世界観に没入させられ、登場人物と一気にシンクロさせられるような、そして、読後感がわりとさっぱりなとこが好きですね。
2010-11-17 Wed 23:44 | URL | NOIRNEMO [ 編集 ]

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2010-11-16 Tue 17:29 粋な提案
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