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読んだ本の感想を徒然と、てきとーに、書いてみます。
マイペースに本を読んで思うこと・・・
ゼロから始める魔法の書 (7) ―詠月の魔女(下)― (電撃文庫、虎走かける著)
2021-05-09-Sun  CATEGORY: ラ-作者(カ行)
教会と魔女との全面戦争を回避するべく
十三番と協力し、サナレを倒すべく別行動を開始するゼロたち
サナレから黒竜島の王女を引き離すべく捕獲に動くゼロ
アルバスを説得(説教)し、和解を図る十三番
しかし、予定は"あの方"の出現で大きく変わってしまう!
<不完全なる数字>の真の狙い、そして、それがいよいよ行使される!
ゼロたちはどう動く?

ネタばれし過ぎないようとしたら、上の文章が非常に簡潔になりましたが、
非常に濃厚な、ここまでのストーリーを総括し、
そして、あらたな大きなストーリーのスタートにふさわしい巻でした
もう少し、「あの方」の登場は先なのか、
サナレとゼロの戦いは続くのかと思っていましたが、
<不完全なる数字>の、そして、「あの方」の狙いを考えると、
まさに、このタイミングという感じでしたね
ゼロたちの方は、本当に素晴らしいゼロの先見と
ラウルの素晴らしい機転によりなんだかんだ言ってうまく行きましたが、
その上を行く展開が待っているとは…
でも、どの別れも淡白になり過ぎず、かつ、冗長にならず、
ストーリー全体の流れに沿い、丁寧に描かれていており、
次の新たなスタートを切るうえで、いい整理ができたような気がします
また、今までのストーリーに出てきた主要キャラだったり、
ゼロたちの旅のメインキャラたちの従来からの想いの変化などもあり、
贅沢な巻ではありましたね

ある意味、次の話から、新シリーズというか、新展開、楽しみです

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贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫、中山七里著)
2021-05-05-Wed  CATEGORY: 作者(ナ行)
大雨の翌日に川で発見された死体
不思議な火傷痕がありつつ、服が脱がされた死体の正体は
早々と悪評高い記者だったことが判明
その記者が最近追っていたのは、保険金殺人の件だった
その事件の被疑者の弁護人・御子柴にはあるとんでもない過去があることが判明
警察・渡瀬はその御子柴周辺を捜査することに
一方、御子柴は担当の保険金殺人について、
検察の主張を崩すべく調書を始め、様々な検討を進めていた

他人から見たら歪んだやり方かもしれませんが、
様々な過去の積み重ねである今の生き方、そんな印象を持ちました
もちろん、主人公の行動が全て肯定されるわけではありませんが、
出会った何人かの人との本気のやり取りを通して、
考え方が変わったりすることは犯罪人に限らず、多くの人に当てはまる
御子柴の場合、たしかに最初の事件の印象が大きいこともありましたが、
学習機会等も限られている中で弁護士にまでなったのは、
やはり、ある種の本気があったのでしょう
他人にどう思われようと、自分の道を貫く、そんな姿が印象的でした

あとは警察の渡瀬という人物の実に癖のあること
いろいろ憶測は進めつつも、突き詰めるまでは言葉にしない
職人気質も感じる姿勢と経験によるであろう勘といい、
御子柴という人物の印象が物語の前半と後半で大きく変わってくるのと対照的に、
ぶれておらず、ある意味、この物語の幹となる存在だったような気がします
そして、最終的には、事件は当初の警察・検察の想定よりも複雑極まりないもの
それを働こうとした人物のある意味、執念というのもまたすごいと思いました

警察の裏を行こうとするもの、それを阻もうとするもの
その間で、弁護士として助けようとする御子柴のあり方、
絶妙ならバランスであったと読み終わってから思いました

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文句の付けようがないラブコメ (ダッシュエックス文庫、鈴木大輔著)
2021-05-02-Sun  CATEGORY: ラ-作者(サ行)
神鳴沢セカイという少女は神
そしてその神の前にいけにえとして与えられた高校生・桐島ユウキ
その対価としてなんでも望みをかなえると言われたユウキは
神であるユウキに結婚を申し込む!
そんな出会いで始まった二人の関係
いろんなすれ違いやセカイのメイドのおチヨさんの計らいに翻弄されつつ、
少し物心の距離が近づいてきたかに見えたが、
セカイが神であるということをユウキは全く理解が足りていなかった…

もう完結していて気になっていたシリーズを読んでみよう企画?
今回は、こちらのラノベをまとめて購入してみました!
おそらく、本作品が出始めたころ、書店等でみてはいたものの、
買う機会、読む機会がなかった作品
いざ、読んでみると、1巻、想像以上の内容でした

確かに序盤は神だったり謎の機関のワードが登場しつつも、
少しずつ距離を詰めていく二人のやり取りにほんわかしてたりしていて、
それはそれでよかったのですが、
まさか、終盤はあのような展開になるとは…
無理と分かっていても、行動せざるを得ない感じだったり、
やはり、無理と分かっていても、手助けしたり、
果たして、この作品にどのようなハッピーエンドが成り立つのか、
全然想像がつきませんし、どういう切り口で次の巻が展開されるのか、
おチヨさんの今後の活躍も含めて、しっかり心して読みたいと思います

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ソードアート・オンライン プログレッシブ7 (電撃文庫、川原礫著)
2021-04-25-Sun  CATEGORY: ラ-作者(カ行)
第7層
そこにはベータテスト時代にキリトを追い詰めたカジノがある階層
当初は立ち寄らない予定だったが、カジノへの未練を捨てきれず、
アスナにどうにか理由を付けてカジノへ向かうことに
そこで見たのは、カジノで大勝する攻略組たちの姿だった
一方、アルゴからクエストのお手伝いを頼まれたキリトたちだが、
そこで、カジノ経営側の別の事情を知ることに
クエストで必要な物を探しつつ、
第6層で別れたキズメルと再会するためにダークエルフの拠点を目指す

とうとう上下巻に分かれてしましましたねー
でも、このくらいのストーリーのペースで物語が展開してくれた方が、
本攻略とは別のキリトたちの様々な姿が読めていいですね
途中のダンジョンの神秘的風景や特殊な敵も含め、
本当に楽しそうなゲーム世界だなと思いました
(キリトたちにとってはデスゲームですが)
第7層での新キャラ兼クエストの依頼者の今後の振る舞いも楽しみですが、
ソロ的に活動しているキリト達が攻略組の一部の仲良しと連絡を取り、
情報共有している点は、キバオウ以外にもいろんな人がいるんだと知れて、
この部分もSAOPの特徴かと思います
あとは、もう第7層の時点ですでに悪い予感として想定されるPK集団
第7層解放から日が間もない状態でNPCを懐柔する術はあるのか、
カイサラやラーヴィクというエルフたちの動向も含め、下巻が楽しみです
(実は前の第6巻から2年以上経っていたのですね…)

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余命10年 (文芸社文庫NEO、小坂流加著)
2021-04-18-Sun  CATEGORY: 作者(カ行)
20歳、余命10年の宣告
残された人生を自分のため、
そして、家族のために考え、楽しく過ごそうとする茉莉
友人の誘いでイベントへの参加やイラストを描き始めたり、
そして、漫画を描くことにチャレンジしたり…
そんな中、小学校の同窓会である男性と再会する
何かと自分に声を掛けてくれる彼
でも、恋はしちゃいけないと自分を戒める茉莉
それでも想いは募り、
あきらめたはずの想いが心の底から沸き上がり…

久しぶりに1日以内に一気に読んでしまいました
似たような作品は、小説や映画等でもある中、
本屋で以前見かけ、気になっていた作品であったのですが、
こういう切り口での作品は初めてでした

残された10年をいかに生きるか、考えた上での様々な行動
後悔を残さないために、裏切った友達に謝りに行く、
その際にも、自分の事情は伏せて、相手に気を遣わせないように努める姿は、
もしかすると、自分の周りにもそういう人が実はいるんじゃないか、
とも想像してしまい、そういう人がいたとして、その人の事情を知ってしまったら、
その時、自分はどういうことができるか…とかを考えると、
きっと、知らなかった振りをする、そんな気がします
その一方で、本当に何かできることはないか、
そんな薄情な自分でいいのか、と自問してしまいます

そんなことも考えたりしましたが、
基本的には、精一杯生きる人たちの姿をありのままに描いた作品、
というのが簡潔な説明なような気がします
大学試合の友達との微妙に切っても切れない仲や、
初恋の相手と出会ってドギマギしたり、いろいろ想像したりすること、
幸せの向こうに、なぜか、やっぱり、悪い想像をしてしまうこと…
いろんなところが、自分にも当てはまるな、と思いながらも、
ここまで、精一杯自分は生きているだろうか、とも思ったりしました

終盤にかけて、タイトル通りの流れの中にも、
時の流れ、症状の悪化、そして、人との距離など無常感の中、
やはり、これが現実なのかなと思いました
そんな中でも、終わり方、非常に現実的かつ優しい結末だったと思います

1日以内に一気に読みきったのも久しぶりですが、
それ以上に、心の中がいい感じに洗われる作品でした

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魔法少女まどか☆マギカ (下) (星海社文庫、一肇著)
2021-04-11-Sun  CATEGORY: ラ-作者(ナ行)
あまり仲が良くなかった杏子と
さやかを救うべく、とう共通の目的の下、行動を共にするまどか
圧倒的不利な状況の果てにまどかが最後に目的したのは…
明からになるきゅうべえの真の目的、そして、ほむらの秘密
強大な魔女の接近に際し、まどか、そして、ほむらは決意を新たに、
この窮地を脱するべく、それぞれ行動を開始する
まどかが最後に選んだ行動の結末とは?

上巻が「さやか」ベースで非常にゆっくりと進んだように感じたのに対し、
下巻では、テレビ版を一通り見たこともあるからなのか、
すごく、スピード感、緊張感、テンポ感のあるストーリー調でした
そんな中でも、まどかと母親の最後の会話のシーンだったり、
ほむらとまどかの最後へ向かう会話だったりは、テレビ版に劣らない印象と持ちました
あと、ワルプルギスの夜の接近のシーン等、テレビ版ではあまり深く考えていなかった点についても、
文章で自分のペースで読み進めることが出来てよかったです
まどかがほむらと出会ってから魔法少女になるまで、
今まで何となく、友達との別れ等辛い状況を踏まえてもそんな決断をできるのか、
ましてや、あんな壮大な願いにたどり着くことができるのか、が少し疑問でしたが、
ほむらと出会う前から自信がなかったり、さやかに依存していたり、
そんな自分が嫌だったり、変わりたいと思ったり、
そういう長年積み重ねられた想いが背景にあると、少し納得できた気がします

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悲しみのイレーヌ (文春文庫、ピエール・ルメートル著)
2021-03-27-Sat  CATEGORY: 外国文学
若い女性2名の惨殺事件
その担当となったカミーユは事件の調査に繰り出す
事件の手掛かり、それは事件が物語をモチーフにしていることだった
そこから導かれる過去の似た事件
捜査が進むにつれ、警察内部で秘密にしていた情報が新聞にすっぱ抜かれる
まもなく生まれる自分の子、そして、妻イレーヌを案じつつ、
事件の真相に迫るうちに、犯人と接触することに成功するが、
それは新たなる悲劇の発端に…

「その女アレックス」以来、1年以上ぶりの外国の小説を読みました
前半は、普段読み慣れている日本人の作品とキャラの描写の仕方等が違い、
少し違和感を感じつつ読み進めましたが、
後半のカミーユと犯人のやり取りが始まったころにはかなり物語に没入しました
それだけに、最後が本当に…すごかったですね、心にどしんときました
タイトルがタイトルなだけに、いろいろ想像はしていたつもりではありましたが、
その想像を上回る衝撃でした…

事件解決に向けて、個性的な部下たちと共に、緻密な捜査をするカミーユ
部下たちの微妙な人間関係や、上司や上層部との関係、
そして、感情的にふるまう描写が印象的ではあるけど、
基本的には落ち着いて、独自の視点で捜査を進めるカミーユ
そんなミステリー、警察要素もしっかり盛り込まれつつ、後半に待っているどんでん返し
日本の作品でも、たまに、驚くような発想の転換とかはありますが、
その域には収まらない、大胆な構成、本当にすごいです

今回の小説でも描かれているようなこと、
過去の事件や物語をモチーフに凄惨な事件が引き起こされる…
これは小説に限らず、芸術作品が人に影響を与える一つの面であるのかもしれません
そんなこともちょっと考えたりしました

また、落ち着いたら、シリーズのもう1冊も読んでみたいと思います

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今日も君は、約束の旅に出る(講談社文庫、瀬那和章著)
2021-03-19-Fri  CATEGORY: 作者(サ行)
上京して10年、女優を目指したアオだが、
オーディションもなかなか受からず、あきらめようとした矢先、
突然、部屋の中に男性が現れる
男性は小六のとき祖母の田舎で友達となった久太郎だった
そんな彼は再び突然、姿を消す
彼は約束を叶えるために、その時が来たら飛ばされる、そんな体質らしい
それでも、彼に勇気をもらい、再起を決意するアオ
そんな彼と次に会う約束をしようとするが、なぜか約束をしてくれない彼
なぜ、彼は約束ができないのか?
そんな約束ができなかった彼らが待つ将来とは?

最初のいきなり久太郎が現れたときには、
ラノベとかにありそうな、いきなりの展開だとは思いましたが、
その後は、大人らしい社会やら、人間関係やらを中心としたストーリー
その中でも、アオに対して、真摯に向き合う久太郎の姿や、
約束でしか関係をつなぎ留められないことに不安を感じつつも、
二人の時間を大切にするアオの姿は非常に美しく感じました
そんな彼らを待っていた中盤の突然の別れの展開は非常に驚きましたが、
それ以上に、その後の丁寧な展開描写、
そして、終盤の物語が収束していく、
散りばめられていた要素が1つの事象に集約いていく点は、
本当に面白くもあり、読み応えもありました

「約束」がつないだ人の縁、
それは複数の人で会ったり、自分の中で関係點していたり、
自分勝手だったり、希望だったり、悲観的な物だったり、その場のノリだったり、
いろんなものがありますが、
そのどれもを等しく大切にした久太郎だからこその最後だったり、
アオの行動に結びついたのかと思います

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